Sunday, August 13, 2006

H通vol.26 『新しい文化』

昨日、行ってきましたサマーソニック。(in 幕張メッセ)

金返しに。-色気ゼロー

「くるり」のギターのO村君は名門加古川東高校46回生生徒会執行部の仲間。
(地元じゃちょっとした進学校で、HG住谷君も輩出してる優秀な学年です。)
6月に開催した三十路集会の時、地元で、ちばぎんのカードでお金おろそうとしたら拒絶されて、仕方なく呑み代と新幹線代を借りました。

『くるり』を見て一番印象的だったこと。

観衆が待ち構えてるやん。くるりが出てくる。観衆が沸く。センターのマイクまで来て、ボーカルの岸田君が『くるりです。』歓声どっかーん来る。

『くるりです。』どっかーん  ココ、ココ。

たぶん、あの場の、岸田君のひと言が何であろうと観衆はどっかーんと沸くんだろうとは思う。
けどその”くるり”の一言に、圧倒的な文化を感じてしまった。

関東人には発音できないイントネーションなの。

あの場にいたほとんどの関東人は、あの日、最低1回は「くるり」という語彙を口にしていて、それは「く」が一番高音で、るりにしたがって順に低くなる発音をしてたと思う。けど実際はちゃうねん。「く」の後、「る」で上がって「り」で下がる。発音を線で書くと山を描けるカタチ。

岸田君の二言目は『京都のバンドです。』

文化文化って言うけど、私たちは、自分とは異なる文化に接した時初めて、”文化”といふものの存在に気づくんやと思う。 京都に出会って初めて、関東に気づく・・気づいた。
関東人にとって彼らの存在そのものが、文化や。

ひと言で文化を表現してしまうKYOTO。歴史のもつ圧倒的パワー。


HeartSの目的は「幕張に、新しい文化をつくること」。
歴史がなく、文化もなく、無機質で人工的で殺風景な、このまちに。

目に見えるものちゃうし、考えたらワケわからなくなってくるけど

「くるり」を好きな人達は、意識するしないに関わらず、くるりの背中の京都もどっぷり感じていて、京都もキライにはなれへんはず。

幕張HeartSが多くの人に愛されれば、幕張も一緒に愛される。そういうもんやと思う。どう?

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